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君は今、幸せですか?

お久しぶりです。





優です。



大人の修学旅行の続きを書きたいのだけれど、

ちょっと今日は自分への気持ちの区切りとして、

別の話を。



私が高校の時、

同じクラスに少しおとなしめな子がいました。


入学してからほとんどその子と話すことはなかったのだけれど、

1学期の終わりくらいに初めて隣の席になった。



日本史の授業の時に、

私は資料集を忘れて、

「ねぇ?教科書忘れちゃったんだけど、見せてもらってもいい?」

って聞いたら、

その子は伏し目がちに「いいよ。」って言って見せてくれた。



大人しいのか、

暗いのか、

クールなのか、

その子はあまり笑わなかった。



なんとか笑った顔が見たくて、

席が隣同士になってから、

マシンガンの如く話しかけるのだけど、

軽くあしらう感じでやっぱり笑ってくれない。



その子はみわちゃんと幼稚園からずっと一緒だという、

正真正銘の幼馴染み。


私がみわちゃんと知り合うずっと前からみわちゃんとその子は友達だった。


みわちゃんにあんまり笑ってくれないんだ~って相談したら、

みわちゃんは「あんたが面白くないからでしょ。」

って笑いながら一蹴された。


それからも私はしつこく話しかけ、

だんだんとその子がクールなのではなく、

恥ずかしがってるだけだとわかってきた。


恥ずかしさ故にいつも伏し目がちで目も合わさないし、

返事もそっけないんだとわかった。



ある時、

みわちゃんと学校から一緒に帰ってるときに、

「そういえば、あの子、あんたのこと嬉しそうにしゃべってたで。
なんか面白いんだって。
あんたが。
よかったじゃん。」


って言われ、

飛び上がるほど喜んだのを覚えている。



それから席替えをして席が離れたのだけれど、

相変わらず私はその子に度々ちょっかいをかけに行っては、

だんだんと私に笑ってくれるようになるその子を見て、

すごく嬉しかった。


一年の終わりには、

ずいぶんと仲良くなって、

いろんな話をしてくれるようになっていた。



グループは違うけど、

学校を出れば、

みわちゃんとその子と3人で遊んだり、

ちょっと遠くまで出掛けたりしていた。



彼女は心を開くと、

すごく優しい顔をして笑う子で、

私みたいにがさつではなく、

いつもすっごい優しくて、

こんな私の話をうんうん。って飽きもせず聞いてくれた。


2年になってクラスは離れてしまったけど、

それでも卒業まで私らの関係は変わることはなかった。



卒業して、

彼女は関西の方の大学に行き、

私も大阪に出て、

会う回数はめっきり減ってしまったけれど、

それでもたまに、

飲み会や同窓会、共通の友人の結婚式などで顔を合わすと、

昔のように楽しくしゃべり、

昔と何も変わることなく、

相変わらず、

うんうん。優しい笑顔で話を聞いてくれた。


去年彼女に会った時、

彼女から10年付き合った彼と結婚する報告を受けた。



やっぱり伏し目がちにボソッと「結婚するんよ。」って言った彼女は、

キラキラしていて、

この上ないくらい、

幸せな顔してはにかんでいた。



あの時の彼女の顔が忘れられない。



私とみわちゃんが冷やかし半分に、

「いいの~?彼一人しか知らなくて結婚しても~。

他にもいい男いっぱいいるかもよ~。」

って言うと、

いつも伏し目がちな彼女が、

迷うことなく、

私とみわちゃんの目をまっすぐ見据えて、




「いいんよ。他の誰でもない。

彼がいいんよ。」



って言った。



私とみわちゃんは、

心からのおめでとうを彼女に言った。



そして、今年の3月に彼女は純白の輝かしいドレスを着て、

幸せな花嫁さんになった。


一途に愛し続けた彼のお嫁さんになった。



その幸せが永遠に続くと、

私もみわちゃんも、

そして彼女自身も信じて疑わなかっただろう。










神様はいますか?






彼女は幸せでしたか?
















彼女は数日前に、

自らの手で、

天国という場所に、

旅立った。















誰にもさよならを言わないで。











彼女はすごく綺麗な顔をして眠っていた。




呼びかけたら、

いつもみたいになあにって、

うんうん。って答えてくれそうに優しい顔して眠っていた。



もう二度と開かないその目を、

みわちゃんと二人でまっすぐ見据えて、

受け入れれない現実に、

嗚咽混じりに泣き崩れた。



いくら名前を呼んでも、

いくら呼び掛けても、

彼女は応えてくれなかった。







彼女の旦那さんが、

何があったのか、

どうしてこうなってしまったのかを、

辛いだろうに、彼女の無念が晴れないだろうからって、

私達に言葉を紡ぎ出しながら話してくれた。





彼女は仕事のことでずっと悩んでいた。らしい。






私たちは何も知らなかった。





旦那さんが、


「すいません。

彼女を守ってあげれませんでした。

すいません。」



って何度も言っていた。




違う。

そんなに自分を責めないで。



出かけた言葉を飲み込んだ。



どんな言葉をかけても、

安っぽく儚く散っていきそうだったから。








ねぇ?




私、ちゃんとバイバイ言ってないよ?




君からも聞いてないよ?




なんでそんな狭いとこで寝てるの?





なんで目を開けてくれないの?





また恥ずかしがってるだけでしょ?




ねぇって!




なんでいつもみたいに笑ってくれないんだよ!




君が一途に愛した旦那さんが、

泣いてるよ?





そんなとこから早く出てきて、

慰めてあげなよ。





ねぇ…。







ねぇ?




そこは、

今、私たちが息をしてるこの世界より、

楽しい?



幸せ?



だといいな。






そう願う。







戻ってきてくれないなら約束して?






私、必ずまた君に会いに行くよ。







だから、

その時まで待ってて?




その時はまた笑って私のくだらない話をうんうん。って聞いて?





みわちゃんがその子に会いに行った帰り道、

涙混じりの声で言った。








「優。精一杯生きよう。

私達は長生きして、

この世界の事、

また会った時に彼女に聞かせてあげよう。

だから精一杯生きよう。」






また会おうね。




必ず。











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